アンティークとは?

アンティークのことを書き始める第一歩として、まずは基本中の基本なのですが、誰もが思う「アンティークってなに?」という所からお話しようかと思います。

最近は、ずいぶんアンティークという言葉にも慣れてきて、よく紹介されるようにもなったアンティーク。「アンティック」とか「アンチーク」とか「アンチック」とかいろんな読み方をされますが、もともとはラテン語で「古いもの」という意味のAntiquusから来ているそうです。j-104 (2).jpg

そもそも古代ギリシャやローマ時代の遺物などに使われていた言葉が、だんだんと、上流階級の人たちの間で美術品や宝飾品などの売買で使われいくようになって、その後、市民の間では、家具などにも使われるようになっていったそうです。

なので、私たちが扱っているアンティーク家具も、その頃からアンティークと呼ばれるようになったんだなと思っています。

 

たまにお客様から「アンティークって、何年前のもののことを言うんですか?」って質問を受けることがあるんですが、実は、この「アンティーク」という言葉には、国際的な基準があるんです。

1930年代のアメリカの通称関税法で「100年以上の古い美術品、工芸品、手工芸品」と決められているんです。

 

これは、法律上で輸入関税額を決める時の基準になっています。

なので、正式な「アンティーク」とは、「100年以上経ったもののこと」なのですが、これはあくまで法律上で輸入関税を課すか課さないかというだけの都合で決められているものなんです。

特に、私たちが主に買い付けてくるアンティークの家具や雑貨などは、1920~1930年代のものが多く、100年以上経ったものというのは、滅多にお目にかかることはありません。

でも、現地では、堂々と「Antique」の記載があり、今ではアンティークの定義も曖昧で、アールデコの終わりから1940年代までのものをアンティーク、それ以降をモダンアンティークと読んだり、若い人たちの間では1960~70年代の家具を「ヴィンテージ」という人が多かったりします。

 

r-54-1.jpg最近、よく耳にする「ブロカント」という言葉は、フランス語で美しいガラクタという意味。

アンティークほど古くはありませんが、人々に愛されて大切にされてきた道具のことを言うみたいです。

他にも、ジャンクやブリックアブリック、ラビッシュなどいろんな言い方がありますが、それぞれ扱っている方の感覚で使われていることが多いようです。

100年以上経ったアンティークにこだわる方もいらっしゃるかもしれませんが、私の中で、アンティークとはどれだけ古いかということが重要なことではなく、ここに来るまでに「たくさんの人の手によって大切にされてきたもの」だと思っています。

 

大切に使われてきたからこそ、100年近い時間が経っても形として残っているもの。

今の時代では買うことや作ることの出来ないもの。

人工的には作ることが出来ないキズや味。

 

それら全てがアンティークの特徴で、それぞれのものに対して、ここに来るまで一つ一つ物語が必ずあるものだと思っています。

これからもそんなアンティークをHandleからお届けしていきたい思います。


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