アンティークのイスの中でも、人気なのがキッチンチェア。
毎回、入荷してくる時は100脚くらい届くのですが、気が付くとあっという間にお嫁に行ってしまうイスです。
名前が「キッチンチェア」というだけあって、もともとキッチンやファームハウスなどの作業をするための場所で使われていたイスです。言うなれば作業用のイス。
アンティークと聞くと、なんとなくイメージが2パターンあると思うんです。
一つはこげ茶色のオーク材やマホガニー材、ウォルナット材など高級材を使ったアンティーク。
もう一つがパイン材を使って、ペイントなどが施してある素朴なアンティーク。
キッチンチェアは、もちろんパイン材を使ったまさに素朴なアンティークの代表みたいな感じです。
普段、作業をする時に使われるイスなので、その家庭、家庭によって、デザインも様々。脚や背中のデザインがいろいろあって、しかもどれもデザインが結構凝っているものが多かったりするので、とっても可愛いく、見ているだけで楽しくなってしまうんです。
そして、いろんな色があるのもキッチンチェアの特徴です。日本人の感覚ではあまり考えられないのですが、欧米の人は一つのものを長く大切に使い続けるので、汚れたら好きな色でカラフルにペイントしてしまいます。
さらに汚れたらまた色を塗り、ちょっと飽きてきたらまた色を塗る・・・
それを繰り返したことによって、キズが付いた部分から見える木地の色がいろんな色で何層にもなっていたりするのが、とてもアンティークらしく可愛いんですよね。それは、どんなにがんばっても、新しい家具では表現できないものです。
作業用のイスなだけに、もちろん座りやすさもいいんです。
なので、使ってもらうことはもちろんですが、眺めているだけでも楽しくなってしまうので、玄関などでお出迎え用のイスとして飾ってもgood!
何脚も違うデザインで集めてしまいたくなるキッチンチェアです。