私が初めてアングルポイズを知ったのは、お店をオープンさせる際の一番最初の買い付けの時。なぜか、デスクランプが大好きな主人が「これも!これも!!」と集めてきた中に、「Anglepoise 1208」がありました。
なんだかすごくカッコいいデスクランプに私も一目惚れ。当時、1208がどんなに貴重なものかを知らなかった私は角度を変えるときに、なんだか普通のデスクランプと違うな・・・と感じてはいましたが、それがアングルポイズの精巧な技術からということを知ったのは、ずいぶん後のことでした。
今では、「なんでお嫁に出してしまったんだろう…」と、最初に買いつけてきたブラックの1208への思いは募るばかりです(笑)
アングルポイズの歴史
アングルポイズが日本でも有名になったのは、2005年にマーガレットハウエルが、自分が子供のころから使っていたアングルポイズとコラボレートして、TYPE3の別注カラーを復刻させたこと。
それと、雅姫さんが、1227のデスクランプを使っていることから、日本でもイギリスでも価格が高騰しました。
そもそも、アングルポイズは自動車会社のチーフデザイナーだったジョージ・カワーダイン(George Carwardine)が自動車工場で働く職人さん達の手元を照らすためのランプとして開発されたものです。
自動車のサスペッションの技術を利用した全く新しい仕組みで、人間の腕のように自在に曲がる曲げやすさと思い通りのポジションをキープ出来るという画期的なアイデアでした。
その後、特許をとり、より高い技術をもつスプリングメーカーHerbert Terry & Sons社と提携して1932年から製造を開始し、マーガレットハウエルとコラボする現在まで、支持されています。
マーガレットハウエルも「アングルポイズは電球を装着しないとシェードのバランスが均衡に取れないほど、精巧な均衡を保っている」というほど、技術が主体。その技術から導き出された形がこのカッコよさなんです。
Anglepoise 1208 → Anglepoise 1227 → Model75 → APEX90 → TYPE3
の順でモデルチェンジしています。
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